「新耳袋」裏ばなし 1
2003/09/01


かつて私の仕事場に取材者の方々を4〜5人ほどお招きして「怪談会」の形で収録を試みたことがありました。しばらくすると、押し入れの中から、そのフスマにツメを立てるようなカリッカリッという音が小さくしはじめました。
最初は、気にも留めなかったものの、不思議なことに怪談を語らない時は音がしないので、だんだん全員が気にし始めるようになりました。
そこで思いきってフスマを開けてみたのですが、押し入れの中はフスマいっぱいまで私の集めたガラクタがギッシリ詰まっています。
やっぱり気のせいか? ということで、再開すると、今度はカ〜〜ッ、カ〜〜ッとツメうぃ長く引っかくような音になったので、取材を止めて怪談に切り替えた途端にその音は止まったのです。


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